これまでの歩みの経過

令和2年(2020年)10月17日

 

真間地区社会福祉協議会会長 石崎多加代

 

地域ケア真間はこれまでさまざまな状況な中でも地域を紡いできました。

 

2002年:第1期 立ち上げ期

 

公共施設のない真間地区で、地域ケア真間の活動は真間小学校の一室をお借りしてスタートしました。当時、1997年の5月に起こった神戸の少年による凄惨な殺人事件により、多くの学校は門を固く閉ざす傾向にある中、学校施設をお借りする事に若干不安がありましたが、当時の藤城彌榮子校長は、「こんな時だからこそ、多くの地域の目が学校に入ることで、子どもたちは見守れる」と話してくださったことが印象的だった。

その後、地域課題を話し合いながら、週2回、様々なサロン活動や相談活動を開始しました。

 

2011年:第2期 活動発展期

 

公共施設のない真間地区に拠点としての機能をどこかに設置できないか、1年かかけて模索しているさなか、3.11東日本大震災が起こり、福島の原子力発電所が爆発するという事態が起きました。それでも、5月には真間地区拠点の「よってこ」が開所でき、活動を拡大することができました。

6つのサロンと、演芸会・子どもたちとの昔遊び交流会・障害を持つ方との交流等広がりました。更に、地域に住む若い世代との交流をはかるため、夏休みのラジオ体操・すいか割り大会も挑戦しました。そして、災害時の地域対応が叫ばれる中、防災訓練や地域防災協議会等へも参加することになりました。又、かねてから懸案だった「お互いさま事業」のゴミ捨てのお手伝いをすることとなりました。

 

2020年:第3期 そろり再開期

 

1月からクルーズ船から発症した、新型コロナウイルスの感染が広がり、国内にもその影響が出始めました。私たちは、次年度へむけて活動計画や予算・決算と活動報告等のまとめに入り、忙しい日々を送っていました。

市川市内でも感染者が出たことで、2月27日には市役所からすべての活動の休止の指示が入りました。私たちの活動も、突然ぶっつりと切断された感じになりました。

政府により3月には小中高校の臨時休校、4月には緊急事態宣言発出により、不要不急の外出自粛要請が出されました。オリンピックは延期となり、世界中の活動が止まったようになりました。

6月ごろからは世の中少しずつ動きを取り戻したようでしたが、世界中では感染が拡大し、多数が死亡した。私たちは7月の長雨、8月の猛暑は閉所を続け、9月から週3回、10時~13時まで開所することにしました。

マスク・消毒・検温・衝立等を準備したうえでの再開となりました。

 

これからも、地域ケア真間は

コロナ禍の時代、そしてこれからのコロナ後の新時代に何ができるか模索を始めています。

 

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